Squee!

旅するような暮らしを目指すアラサー女子、石田めぐみのブログです。

わたしの原点 旅を好きになった理由

最近は、なんだか脳内がお仕事モードで

大好きな旅を控えて、大人しく東京でしこしこ働いて過ごしています。

といっても前行った旅からまだ1カ月しか経っていないけど、もう半年くらい旅に出てない気分...

完全に旅中毒のわたし。

 

思い起こせば、

なんでこんなに旅が好きなんだろう?

旅の何が好きなんだろう?

ってふと考えてみました。

そこにはわたしの原点がありました。

大学時代に行った留学生活です✈︎✈︎

今日は備忘と頭の整理のためにも、そのことを書いてみようかなと思います。

 


わたしは京都大学に現役で入っていて、

大学在学中にアメリカに留学にしています。

それだけ聞くと順風満帆なエリートコースに聞こえるんですが、

実際はその道を進んでしまった、進めてしまったからこそ陥ったコンプレックスの塊、鬱手前のクソゴミ大学生でした😅

 

大学に入るまでは、

いわいる偏差値至上主義の学校環境で育ったのと、

とにかく偏差値高いイコールえらい(と、周りに思ってもらえる)という考え方に汚染されてたので、

頑張って頑張って勉強して、一番高い偏差値の学部に入ったんです。

法学部だったんですが、

もちろん法律には興味なく。

(当時は自分に、こじつけの理由をつけて、自分は興味あると言い聞かせていたけど)

入ったはいいものの、すぐに目的を失い、

周りのレベルの高さに劣等感を感じ、

深夜のバイトに明け暮れ、授業には出ないゴミ大学生へと変貌しました。

 

それでもどこか「わたしは京大生」という変なプライドと、

周りが期待するエリート像に応えなきゃという変なプレッシャーがありました。

周りが弁護士だ、国家公務員だを目指している。

有名企業への就活を始めている。

自分もその波から外れてはいけないし、

大学のネームバリューがあればなんとか生きていけるとどこかで思い込んでいました。

 

勉強はどう頑張ってもできなかったので、

就活をして、みんなにすごいと思ってもらえるような会社への就職を目指しました。

自分の心の声を聞こうともせず。

そんな中身の全くないわたしで面接を受けまくっていたのですが、

ネームバリューがあればなんとかなると思っていました。

でも現実はそんなに甘くはなかった。

100社以上近く受けた中で、1社しか受からなかったんです。

 

周りがどんどん有名企業に内定していく中で

自分はこのザマ。

わたしは人に合わせる顔がありませんでした。

プライドはズタボロ。

自分の存在価値を全く感じられませんでした。

自分の全てを否定された気がしたんです。

 


まだ20数年しか生きていませんでしたが、

今までの経験や頑張ってきたこと、過ごしてきた時間の全てが無駄に思えました。

今の自分の何にもつながっていないと。

 


当時大学のそばに住んでいたのですが、

家の外に出て同級生に会ってしまうのが嫌で、

誰からの連絡にも返さず、引きこもり。

深夜にコンビニに行って食料を買い足して、

あとはずっと家に引きこもっていました。

 

そして逃げるように海外へ。

こんな不純な動機で留学へ旅立ったのでした😅

方法はなんでもよかった。

新しい環境で一から挑戦したい。

人より出遅れちゃった分、1分も無駄にしたくない。そんな気持ちでした。

 

そしてほぼ生まれて初めての海外。

ここで人生の価値観が180度裏返りました。

留学先のアメリカサンディエゴはカリフォルニア州にあるのですが、西海岸ってみなさんはどんなイメージですか?

多分そのイメージ通りなんじゃないかなって思うのですが、

もうとにかく開放的で、

誰もがが自由に心の底から自分の好きなことをして、それを楽しんでいる。

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個人主義?って言われることもあるけど、

わたしは日本よりもお互いのことを尊重しあってると感じました。

個人がそれぞれ自分のやりたいことを突き通して自分自身に満足しているからこそ、

他人に対する理解や応援につながったりするのかなって。

 

ああ、

いかに自分が今まで他人のレールを生きていたんだろうって痛感しました。

日本では周りの人達がどう思うかな?

みんなと同じ道を歩まなきゃってことばかり考えていたけど、

自分がどうしたいかということを考えたことは全然なかった、

そんな意識で生きていたわたしにとって、

アメリカで出会った人達の生き方は目から鱗でした🧐

 

それからというものの、

自分の心の声を聞く練習を始めたのでした🙆‍♀️

語学学校では世界中の国の人達と英語を学び、

大学では自分が興味がある科目を聴講しました。

マーケティング社会学、アートの授業...

日本の専攻とは全く関係ないものばかりだけど、

心から興味があるものにひたすら触れていきました。

 


いろんな文化や考え方の人に触れることで

改めて自分の考え方は?自分が求めているものは?って考えさせられることってたくさんありました。

日常から抜け出して非日常にふれることで、

自分の好きなこと、自分の嫌いなことってわかるのかもしれないな〜〜

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その方法って色々あると思うけど、

わたしにとってそれが旅だったんだなぁ〜って

これがわたしの原点でした!

 


それからというものの、

心がもやついた時や、頭を整理したいときは

旅に出るようになりました。

旅に出て非日常に出会うことで、日常がアップデートされる感覚がとにかく好きなんだなぁ〜

旅ってなんか日常と非日常の交差点みたいだ!